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沙漠化が進んでいる中国の内モンゴル自治区において、経済的価値の高い沙棘(サジー)の植林と、現地の小中学生に環境教育を実施しています。
パートナー:内モンゴル緑化の会

ゴビ砂漠があり、沙漠化が進んでいる中国の内モンゴル自治区ホルチン砂地において、沙棘(サジー)の植林と苗を育てる基地の造成に取り組んでいます。沙棘を植えることによって、風で舞い上がる砂が減り、土が崩れていくのを抑えることができます。
また、沙棘は果実をジュースや油に加工できるため、住民の新たな収入源になります。収入になれば、住民による自発的な植林も期待でき、経済的な自立の道にもつながります。
現地の中学校に沙棘の苗育成基地を設置、中学生とともに苗を育てています。苗木を売ることで基地の維持費をまかないつつ、同時に環境教育もおこない、人材を育てることができます。同校は寄宿制であり、卒業生はリーダー候補として地元に帰っていくため、モンゴル全体へ環境保全の意識を広げていくことにつながります。
「沙漠化は自然現象なのでどうすることもできない」と大人たちはあきらめていますが、植林によって緑を取り戻すことができる可能性を中学生たちに知ってもらうことで、環境への意識を変えることができます。直接的な植林だけでなく、「苗育成基地の造成を通じて苗と人材の両方を育てていく」ことが本プロジェクトの目的です。

苗植え作業

制作した教材を使ってのグループ環境教育
5月に、これまで苗を育てる基地のあった学校が、校舎の耐震性の問題で移転することとなり、プロジェクトの苗基地も移転しました。新たな土地はこれまでと違って苗の育ちが悪く、根付いた割合(活着率)は40%程度にとどまっています。これは来年以降の活動の課題です。
昨年同様、地元の中学校で日本からのエコツアー参加者とともに、苗育成基地での苗の手入れと植林活動を実施。現地住民や中学生と一緒に約5,000本を植林しました。昼食には、中学生たちと巻き寿司をいっしょにつくって食べ、交流しました。
また、エコカード基金の支援で制作した環境教育冊子を使い、環境教育の出張講座をおこないました。エコツアーのタイミング以外にも実施し、年4回、小中学生をあわせた延べ参加人数は896人にのぼります。授業を受けた子どもたちからは質問もあり、環境意識の高まりが感じられました。
現地の教員への環境教育も実施しました。年3回、延べ51人が参加しました。現地の教員に理解してもらうことによって、日常的に子どもたちに環境教育をおこなってもらえるようになります。
7月には事務局から現地を訪問し、活動状況を視察してきました。詳しくは「基金事務局レポート」をご覧ください。

先生たちも環境について学ぶ

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