コスモ石油株式会社(本社:東京都港区芝浦1-1-1、資本金:624億円、代表取締役社長:木村彌一)は、任意団体である『コスモ石油エコカード基金』が国内外で展開している環境保全活動や環境教育などの2006年度活動概要と2007年度の活動計画をとりまとめた報告書を、発行いたしましたのでお知らせいたします。
コスモ石油エコカード基金は、「コスモ・ザ・カード・オーパスエコ」会員及びコスモ・ザ・カード「エコ」会員(以下「エコ」会員)のお客様から毎年お預かりした寄付金500円と、コスモ石油グループからの寄付金をもとに運営されています。現在約86,000名の「エコ」会員のお客様の寄付金が、地球環境貢献活動に役立てられています。「ずっと地球で暮らそう。」を合言葉に、石油と最も関わりの深い環境問題「地球温暖化の防止」を中心に、環境問題にも密接に関係している課題「貧困」「食糧難」「開発」「生産/消費形態」「教育」など、本質的な問題解決に繋がるアプローチを重視し、地球環境貢献活動を実施しています。
今回の報告書は、2006年度に「ずっと地球で暮らそう。」プロジェクトが5ヶ年の節目を経過したことを機に、活動報告書をリニューアルしました。本報告書は、「エコ」会員のお客様へご送付させていただきますとともに、ホームページからもダウンロード可能(8月6日予定)となっています。
なお、コスモ石油エコカード基金活動報告書でご紹介している活動概要は下記のとおりです。
コスモ石油エコカード基金活動報告書
コスモ・ザ・カード「エコ」
コスモ・ザ・カード・オーパスエコ
2006年度コスモ石油エコカード基金活動報告書の活動概要
1. 熱帯雨林保全
【実施国:パプアニューギニア】
焼畑農業から循環型有機農業への移行を促すためのモデル研修農場「エコテックセンター」では、定地での循環型有機農業をはじめ、自家製チョコレートの製造やスタッフの能力開発研修、収益向上のための市場開拓・マーケティング調査を行ない、自立運営を目指しています。また、建設が遅れていた環境啓発のための「ココポ自然環境公園」が2007年度に開所する予定です。
【実施国:ソロモン諸島】
循環型有機農業普及の基盤である「パーマカルチャーセンター(PCC)」では人材育成に力を入れています。また、2006年度開所の「ソロモンオーガニックセンター」も本格稼動に向け、国内外マーケットに受け入れられる商品、技術開発を行なっております。同時にPCC卒業生出身村落を対象に農作物流通の効率化を目指したシステム構築を2007年度の課題として活動して参ります。
2. 南太平洋諸国支援
【実施国:キリバス共和国】
島嶼諸国の重要な天然資源のひとつである水産資源を涵養するマングローブ生態系を作り上げ、海岸浸食や沿岸域での気象災害(津波等)を可能な限り緩和し、住民の生活保障と安全性の向上を図っています。マングローブの植林を2007年度も引き続き行なうとともに、キリバス住民へのマングローブ植林技術の移転、普及啓発活動を通じた環境意識の醸成にも取り組みます。
【実施国:ツバル国】
2007年度は植林活動を開始します。10月には植林事業の記念式典を計画しています。首都フナフチでは、2005年度に「エコ」カード基金から支援した給水車が連日休み無く稼動していますが、島内にはひび割れなどで水を補給できない水タンクが多数あり、水タンクの補修が急務との現地からの意見に応え、実施します。
3. シルクロード緑化
【実施国:中国】
2006年度に開始した甘粛省に2007年度は現地農民の方々を動員し40ヘクタールに沙棘(サジー)を植林します。12万本の沙棘植林を通し、黄土高原の砂漠化防止などを実現していきます。更に現地農民の方々に植林とその後の管理一切を付託し、環境意識や収入の向上、貧困解消に寄与します。2007年度は現地主導による植林活動と沙棘の実の加工品販売流通網の確保を目指します。
4. シンレイ山脈 森林・生態系回復
【実施国:中国】
2007年度もシンレイ山脈で植林活動を行ないます。16㎞の林道跡に合計12,000本植える予定です。2006年度までは300mおきの100m区間に植林を行いましたが、2007年度植林予定地の周辺にはパンダが生息しており、移動習慣を考え、2007年度は100mおきの100m区間に植林します。キンシコウやパンダなど野生動物の適応状況や生存能力などの研究も続けていきます。
5. 循環型農業支援
【実施国:フィリピン】
現在までの技術指導と地機の提供により、技術レベルが格段に高くなってきています。2007年度は、輸出製品生産のための品質管理とマーケティングが主な課題です。新規サイトのサンカルロス地区ではキャッサバ植林やエリ蚕養蚕を中心に初歩的な指導を継続的に行ないます。森林伐採に代わり、エリ蚕養蚕で生計を立てる方々が増え、地場産業が育成されることを目指します。
6. 学校の環境教育支援プロジェクト
2007年度は北海道、宮城県、埼玉県、東京都、岐阜県、広島県、高知県、熊本県、鹿児島県の9ヶ所の小中学校を支援します。2006年度、新たな試みとして実施校の公募を行ないましたが、今年度活動を共にする9校中7校は、新規に応募してこられた学校です。2007年度は新たな取り組みとして、先生方へのノウハウ伝授ツールとしてティーチャーズ・ガイドの制作を予定しています。活動の様子は、環境教育サイト「EE-kids」にまとめて情報発信していきます。
7. 「エコ」活動参加型環境教育
【野口健 環境学校】 =旧「環境学校支援」=
2007年度は佐渡、富士山、小笠原の3ヶ所で12~20歳までの児童や青年を対象に環境学校を実施します。子どもたちが行なう環境活動を促進し、その活動を発表の場とした「ミーティング」も開催します。毎年12月に環境学校卒業生が集まっています。環境問題に自発的に取り組み、活動できる人材「環境メッセンジャー」を全国各地に育成し、国内の環境問題を考えていきます。
【種まき塾】 =旧「植林のための苗木供給基地」=
2007年度は苗畑で育成する苗木の本数を現在の34,000本から50,000本に増やすように、周辺の山からのタネや実生(みしょう)を採取と苗畑管理に取り組みます。地域の植生にあった森林造りを目指し植林される方々への苗木提供は、2007年度も5,000本を目標としています(将来目標:年間1万本)。また、昨年に引き続き、6月から10月まで環境教育プログラム(予約制)を行ないます。
【さとやま学校】 =旧「棚田保全」=
これまで学校支援プロジェクトの長野プログラムで、小学校の環境教育の一環として取り組んできた棚田・里山環境保全に本腰を据えて向き合うと共に、幅広い環境教育活動に取り組むため、今年度から「さとやま学校」プログラムを独立し、スタートしました。今年度は活動拠点を整備し実践活動を進め、体験プログラムや学校への出張授業などを行っていきます。
